「統合失調症」という病気を

ご存知でしょうか?

 

以前は「精神分裂病」とも呼ばれ

「普通の話が通じなくなる」

「不治の病」

という誤ったイメージがありますが

 

統合失調症は早期に発見することで

早期回復が見込まれ

こころの働きの多くの部分は保たれ

多くの患者さんが回復していきます。

 

現代の日本において

統合失調症の症状を持っている人は

100万人を超え

 

これはアトピー性皮膚炎や胃潰瘍の

患者より多いということになり

 

誰にでも起こりうることなので

その原因や症状に、対応方法など

知っておくことは大切です。

 

そこで今回は

今更聞けない統合失調症とは?

統合失調症の初期症状の特徴や
うつ病との違いは?

統合失調症の診断基準や
チェック方法は?

完治はするの?薬や入院に再発率は?

 

など、雑学を交えながら

お伝えしたいと思います。

 

今まさに悩まれている方の為に

ではさっそく本題に入りたいと

思います。ヽ(・∀・)ノ

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今更聞けない統合失調症とは?

 

統合失調症とは

  • 幻覚
  • 妄想
  • 自我障害
  • 感情鈍麻
  • 無為自閉

という症状が特徴的な精神疾患です。

 

 

それに伴い、人々と交流しながら

家庭や社会で生活を営む機能が

障害を受け(生活の障害)

  • 感覚
  • 思考
  • 行動

などが病気のために歪んでいる

ことを自分で振り返って考えることが

難しくなりやすい(病識の障害)

という特徴ももっています。

 

多くの精神疾患と同じように

慢性の経過をたどりやすく

その間に症状が強くなる急性期が

出現します。

 

以前は「精神分裂病」が

正式の病名でしたが

現在「統合失調症」と

名称変更されました。

 

しかし、厚生労働省による調査では

ある1日に統合失調症もしくは

それに近い診断名で、日本の

医療機関を受診している患者数は

 

入院が18.7万人、外来では6.6万人

そして、そこから推計した受診中の

患者数は79.5万人とされています。

(2008年患者調査)

 

とは言え、受診していない方も

含めれば統合失調症がどのくらいの

数になるかについては

まだ、日本では十分な調査が

ありません。

 

ただ、世界各国で行われたさまざまな

調査により、統合失調症の出現頻度は

地域や文化による差があまりなく

 

およそ100人に1人はかかった体験を

もっていることがわかり

 

世界各国からの報告をまとめると

生涯で統合失調症にかかるのは数は

人口の0.7%と言われ

 

ある一時点で統合失調症に

かかる人の数は人口の0.46%

 

1年間に新たに発症する数は

人口10万人あたり15人とされて

います。

 

発症年齢は、思春期から青年期の

10歳代後半から30歳代が多い

病気ですが

 

中学生以下の発症は少なく

40歳以降にも減っていき

10歳代後半から20歳代にピークが

あります。

 

 

また、以前は発症の頻度に

大きな男女差はないとされて

きましたが、診断基準に基づいて

診断した最近の報告では

男:女=1.4:1で男性に多いと

されています。

 

統合失調症の原因は

今のところ明らかではありませんが

  • 進学
  • 就職
  • 独立
  • 結婚

などの人生の進路における変化が

発症の契機となることが多いと

言われています。

 

ただ、同じような経験をする

大部分の人は発症に至らないため

それらは発症のきっかけであっても

原因ではないと考えられています。

 

また、一卵性双生児は遺伝的には

同じ素因をもっているはずですが

 

2人とも統合失調症を発症するのは

約50%とされ、遺伝の影響は

あるものの、遺伝だけで決まる

わけではないことがわかります。

 

様々な研究結果を総合すると

統合失調症の原因には

病気にかかりやすい素因と

環境の両方が関係しており

 

素因の影響が約3分の2

環境の影響が約3分の1とされ

 

素因の影響がずいぶん大きいように

感じますが、この値は高血圧や

糖尿病に近いものですので

 

頻度の多い慢性的な病気に共通する

値と考えられています。

 

さらに、近年いくつかの研究分野で

進展がみられ、神経病理分野では

長年仮説にすぎなかった

ドーパミン過剰放出と

精神病症状の関連が確認され

 

脳構造変化として側頭葉および

その内側部、前頭葉などの軽度萎縮が

病気の初期の数年間に生じることが

研究により報告されています。

 

 

その為、統合失調症は

さまざまな刺激を伝えあう

脳をはじめとした神経系が障害される

慢性の疾患という見方が強く

 

詳細は不明な部分もあるものの

ドーパミン系やセロトニン系といった

緊張‐リラックスを司る神経系や

 

意欲やその持続に関連する系列

情報処理・認知に関する何らかの

系列に問題が起きる事が原因では

ないかと考えられています。

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統合失調症の初期症状の特徴やうつ病との違いは?

 

統合失調症の症状は多彩なため

全体を理解するのが難しいのですが

 

病気の経過は

  • 前兆期
  • 急性期
  • 回復期
  • 安定期

に分けてとらえるとわかりやすく

なります。

 

 

「前兆期」では、急性期を前にして

様々な初期症状が出現する時期で

精神症状として

  • 焦り
  • 不安感
  • 感覚過敏
  • 集中困難
  • 気力の減退

などがあり

 

うつ病や不安障害の症状と

似ているため、初めての場合

すぐに統合失調症とは診断できない

ことがあります。

 

また、その他の症状として

  • 不眠
  • 食欲不振
  • 頭痛

など自律神経を中心とする

身体の症状が出やすいことも

特徴です。

 

「急性期」では、幻覚や妄想などの

統合失調症の特徴的な症状が

出現する時期で

幻覚や妄想は、患者本人にとって

  • 不安
  • 恐怖
  • 切迫感

などを強く引き起し

 

そのため、行動にまで影響が

及ぶことが多く

  • 睡眠や食事のリズムが崩れ
    昼夜逆転の生活になる

  • 行動にまとまりが欠ける

  • 周囲とのコミュニケーションが
    うまくとれなくなる

など、日常生活や対人関係に障害が

出てきます。

 

しかし、治療により急性期が徐々に

治まっていく過程で

現実感を取り戻す「回復期」が

ありますが

 

疲労感や意欲減退を覚えつつも

将来への不安と焦りを感じ

周囲からはよくなったように

見えますが、本人としては

まだ元気が出ない時期です。

 

そして、回復期を経て

安定を取り戻す「安定期」を迎えると

病前の状態へと戻れる場合も

ありますが

 

急性期の症状の一部が残り

取り除けない場合や、回復期の

元気がないような症状が

続いてしまう場合などもあります。

 

 

また、統合失調症の症状は

その特徴から大きく陽性と陰性の

2つのカテゴリーにわけることができ

 

陽性症状は

  • 幻覚
  • 妄想

など統合失調症の目立った症状をいい

 

陰性症状は対照的に

  • 自閉(社会的引きこもり)
  • 感情の平板化

などの目立たない症状を伴います。

 

ただ、統合失調症とうつ病には

一部似た症状があらわれることもあり

2つを混同してしまっている方も

多いのですが

 

統合失調症とうつ病は明らかに

違う病気です。

 

統合失調症とうつ病の違いですが

統合失調症は思考の障害であり

うつ病は感情の障害とされ

 

統合失調症は幻覚・妄想が

主な症状なのに対し

 

うつ病はやる気がない

気分の落ち込みなどが主な症状で

大きな認知障害や目立つ幻覚妄想が

出てきません。

 

また、統合失調症の初期症状に

うつ状態が見られることが多いですが

他にも統合失調症の特徴的な症状には

ブツブツ独り言をいったり

 

奇異な行動や、反応が妙に

鈍くなったりする途絶がみられたり

します。

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統合失調症の診断基準やチェック方法は?

 

統合失調症は、発病の早期の段階から

適切な治療を受けずにいると

病が長期化し、その後の社会適応も

難しくなることが報告されています。

 

 

早期発見のサインとしては

思春期から青年期に多い病気なので

この時期に注意深く成長の変化を

見極め

 

また、統合失調症に多い幻覚や

妄想の症状は、本人には現実味が

あって病気だと気づきにくいので

 

周りの人が気づいてあげることが

大切です。

 

統合失調症のセルフチェック方法

としては

様々なサイトでチェック項目に

チェックするだけで

簡単な診断ができますので

活用してみましょう。

★サイトでチェックするにはこちら★

 

もちろん、それだけで判断することは

出来ませんので

 

疑わしい場合には一度

医療機関に相談することを

おすすめします。

 

しかし、統合失調症の症状は

間をおいて現れたり

比較的穏やかなこともあり

 

陰性症状が主体であると

症状が目立たず、見過ごされ

やすいので

 

現れている症状が、統合失調症とは

別の精神病性障害から生じるもの

なのか、あるいは気分障害や

人格障害などの

 

統合失調症に似た症状なのかを

見極めなければなりません。

 

 

その為、それらの病気との

鑑別診断が重要で

これらの病気との鑑別には

  • CT検査
  • MRI検査
  • 髄液検査
  • 血液検査

などが行われます。

 

また、統合失調症の診断では

本人または家族との問診を中心に進め

  • どのような症状が現れたか
  • 症状はいつから始まったか
  • 症状がどのように経過したか
  • 社会・生活にどの程度の
  • 支障がみられるか

などや、他にも

  • 生育歴
  • 既往歴
  • 家族歴

などの情報も診断には欠かせません。

 

ただ、陽性症状の為に興奮状態に

あると本人への問診が困難となり

その場合、家族への問診を中心に

進められます。

 

そして、さらに統合失調症の診断は

診断基準をベースに行われ

 

診断基準として

WHO(世界保健機関)の

国際疾病分類である「ICD-10」と

米国精神医学会の「DSM-IV」の

2つが主に使われています。

 

診断基準で統合失調症にみられる

症状を記述した診断項目を多数あげ

 

それらに当てはまる項目が

いくつあるかによって決めるように

なっています。

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完治はするの?薬や入院に再発率は?

 

病気が明らかになった場合

治療の場を外来で行うか

入院で行うか決める必要があり

 

一律の基準があるわけでは

ありませんが

 

治療の進歩により、以前と比較して

外来で治療できることが増えて

きました。

 

 

しかし、入院治療には家庭の

日常生活から離れてしまうという

面があるものの、それが休養になり

治療にプラスになる場合もあります。

 

そして現在では、統合失調症は

治療効果の高い様々な

薬剤が開発されており

 

早期に薬による治療をスタートして

適切に継続すれば、回復も早く

なります。

 

統合失調症の治療に用いられる

薬物を「抗精神病薬」あるいは

「神経遮断薬」と呼び

 

精神に作用する薬物の総称である

「向精神薬」のうちのひとつの

カテゴリーが抗精神病薬です。

 

抗精神病薬の作用は

大きく3つにまとめられ

 

幻覚・妄想・自我障害などの

陽性症状を改善する

「抗精神病作用」

 

不安・不眠・興奮・衝動性を

軽減する

「鎮静催眠作用」

 

感情や意欲の障害などの陰性症状の

改善をめざす「精神賦活作用」の

3種類の薬があります。

 

 

そして、治療を行い

長期の予後を検討すると

 

治癒に至ったり、軽度の障害を

残すのみなど良好な予後の場合が

50~60%で

 

重度の障害を残す場合は

10~20%であるとされています。

 

しかし、この数字は昔の治療を受けた

患者さんのデータですので

 

新しく開発された薬と

心理社会的ケアの進歩の恩恵を

受けている現代の患者さんでは

よりよい予後が期待できます。

 

とは言え、薬による治療でいったん

改善しても、薬物療法を

その後も継続しないと

数年で再発する患者は

60~80%とされ

 

治療を継続すると、その再発率が

減少することがわかっています。

 

統合失調症のような精神の病は

完全に治ったように見えても

病が何時再発するか分からないため

 

統合失調症は完治は難しいと

言われますが

 

ほぼ寛解(回復)し、対人関係や

仕事などでもほぼ健常者と

同じようにこなせるようになることは

多くあります。

 

 

そこで大切なのは

統合失調症は、慢性に経過する

ことが多い病気ですので

本人・家族・医療関係者が

病気に立ち向かえるのが理想です。

 

短期間でなかなか病前のように

回復しないことから、不安になったり

病院を転々と変える場合が

ありますが

 

病気についての理解が進むと

お互いのストレスが減り

 

治療にどう向き合えば

よいかがわかると、そのことが

病状や経過によい影響を与ると

言われています。

 

その為、本人もその家族も

主治医とよい関係を

築くことが大切です。

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今回の記事のまとめ

 

いかがでしたか?

統合失調症については伝わりました

でしょうか?

 

 

統合失調症は代表的な

心の病気の一つで

この病気は10代、20代の

若い年代に発症する事が多く

 

生涯発症率が1%前後

およそ100人に1人弱がかかる

頻度の高い病気です。

 

しかし、その症状ゆえに

家族の負担も重くなりがちですが

早期に治療を開始することで

回復が可能な病気です。

 

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その為、疑わしい場合には

一度、医療機関に相談することを

おすすめします。

 

その際、今回の記事が

お役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みいただき
ありがとう御座います。

 

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今後の励みになりますので
よろしくお願いいたします。

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