ドライアイの原因の一つに

「シェーグレン症候群」という

病気があることをご存知でしょうか?

 

 

この病気は自己免疫疾患といわれる

病気の一つで

 

最近、唾の量が減っていたり

目が乾燥しやすくなったという方は

この病気が原因になっている

可能性があります。

 

シェーグレン症候群は慢性の病気で

症状はよくなったり、悪くなったりを

繰り返すので、早期の発見と治療が

大切です。

 

そこで今回は

難病指定のシェーグレン症候群とは?

初期症状や合併症は?

検査や診断基準は?

治療薬にはステロイド?
シェーグレン症候群の治療方法とは?

など、雑学を交えながら

お伝えしたいと思います。

 

今まさに悩まれている方の為に

ではさっそく本題に入りたいと

思います。ヽ(・∀・)ノ

Sponsored Links



難病指定のシェーグレン症候群とは?

 

シェーグレン症候群とは

全身の分泌腺が冒される病気で

1933年にスウェーデンの

眼科医ヘンリック・シェーグレンの

発表した論文にちなみ

その名前がつけられました。

 

 

シェーグレン症候群は

いまだに日常診療で正しい診断が

つきにくい病気で

 

その理由として、この病気が

まず生命にかかわるものではない事や

失明など重い状態にならないこと

 

また、患者さんの訴えも

「なんとなく目が疲れる」

「目が重い」

といったはっきりしない症状であり

 

医師への訴えが直接的でない

ことがあげられます。

 

医学会で認められたのは

1940年に入ってからで

その後、日本では1977年の

厚生労働省研究班の研究によって

広く認識されるようになりました。

 

シェーグレン症候群は

涙や唾液を作りだしている「涙腺」や

唾液腺などの「外分泌腺」に

慢性的に炎症が生じ

 

涙や唾液の分泌が低下する

「自己免疫性疾患」です。

 

自己免疫性疾患とは

自分の身体の成分に対して

免疫反応を起こす疾患のことで

 

人の体には、細菌やウイルスなどの

外界からの異物や、癌細胞などを

自分の構成成分とは異なるものとして

排除するはたらきが備わっています。

 

このはたらきを「免疫機構」といい

この働きによって人は自らの体を

守っています。

 

しかし、この働きにくるいが生じると

自分の体を自分とは異なるものとして

認識し、自らの体を攻撃してしまう

ことがあります。

 

 

この病気の原因としては

  • 遺伝的要因
  • ウイルスなどの環境要因
  • 免疫異常
  • 女性ホルモンの要因

が考えられ

 

これらの要因が複雑に関連し合って

発症するものと考えられ

また、どれか一つの原因で発病する

わけではないと考えられています。

 

男女比は1:14で女性に多く

この疾患の年齢層は

子供からお年寄りまでさまざまな

年齢で発症しますが

特に50歳代にピークがあります。

 

厚生労働省研究班のデータでは

1年間に病院などを受療した

患者さんは15,000~20,000人と

されていますが

 

潜在的な患者数は

10万人~30万人ともいわれて

います。

 

それほど多い病気であるため

難病特定疾患と指定され

都道府県により異なりますが

医療費の補助を受けられるところも

あります。

Sponsored Links



初期症状や合併症は?

 

シェーグレン症候群になると

腺細胞からの分泌物の低下が

基礎となって、さまざまな症状が

あらわれます。

 

 

シェーグレン症候群の症状には

腺症状と腺外症状の二つがあり

 

腺症状とは

シェーグレン症候群の

最も重要な症状で、初期症状として

ドライマウスやドライアイを

はじめとする乾燥症状が現れます。

 

口腔症状の症状としては

自らの唾液腺が破壊され、唾液の

分泌が減少することにより起こる

症状が起こります。

 

唾液は、食べかすを洗い流す作用も

ありますが、抗菌作用を持つ

  • ラクトフェリン
  • リゾチーム
  • 分泌型lg A

といった物質も含まれ

  • カルシウム
  • リン
  • フッ素

といったミネラルによって歯を

守りますが、唾液分泌が

減少することにより虫歯が増えたり

 

その他の自覚症状としは

  • 口が渇く
  • 唾液が出ない
  • ぱさぱさしたものが食べにくい
  • 食事中に水分を多くとる
  • 日常会話が続けられない
  • 味がよくわからない
  • 口内が痛む
  • 長く話すと声がかれる

などがでてきたり

 

唾液が少なくなるため

味覚障害が生じることがあります。

 

また、涙の分泌様式は二種類あり

ひとつは日常の普通の状態での

分泌様式で「基礎分泌」といって

 

シェーグレン症候群ではない

ドライアイはこの分泌様式に

障害があるものと推測できます。

 

 

もう一つの「反射性分泌」という

分泌様式は悲しい映画を見たり

玉葱をきったり、ゴミが目に

入ったときにはたらく分泌様式で

 

シェーグレン症候群の場合は

この分泌様式も障害され

 

ドライアイ(目の乾燥)になると

  • 目がごろごろする
  • 目が疲れやすい
  • まぶしく感じる
  • 涙が出ない
  • 目がかゆい
  • 目が痛い
  • 物がよくみえない
  • 目やにがたまる
  • 悲しい時でも涙が出ない

などの症状がでてくるばかりか

 

ひどくなると角膜に傷がついて

乾燥性角結膜炎や、表層性角膜びらん

などがおこることもあり

 

その他乾燥症状として

  • 鼻が乾く
  • 頭の毛が抜けやすい
  • 皮膚がかさかさする

という訴えが見られます。

 

さらに疲れやすいと訴える人も多く

その他に

  • 頭痛
  • 集中力低下
  • よく気分が変わる
  • 鬱病

などを訴える方もいます。

 

もうひとつの腺外症状とは

唾液腺、涙腺以外の臓器の症状で

関節痛といった全身症状や

  • 間質性肺炎
  • 腎炎
  • 神経症状
  • 紫斑
  • 紅斑

を引き起こす事があり

 

このようにシェーグレン症候群の

症状にかなりのバリエーションがあり

 

単独で発症する

「原発性シェーグレン症候群」と

他の膠原病に合併して発病する

「二次性シェーグレン症候群」とに

わかれます。

Sponsored Links



検査や診断基準は?

 

シェーグレン症候群の症状は

時としでだれもが

経験する症状でもあります。

 

 

その為、見逃されるケースが多く

慢性結膜炎というばくぜんとした

診断のもとに、長い間点眼薬を

処方され続けるということもあり

ます。

 

シェーグレン病の厚生省診断基準は

眼所見と口腔所見が中心になりますが

1999年に厚生省の診断基準が

改定され

 

シェーグレン症候群では

  • 唾液の分泌を見る検査
  • 涙の分泌を見る検査
  • 血液検査

などの3つの項目に関する検査を行い

・口唇小唾液腺の生検組織で
 リンパ球浸潤がある

・唾液分泌量の低下が

  • ガムテスト
  • サクソンテスト
  • 唾液腺造影
  • シンチグラフィー

などで証明される

・涙の分泌低下が

  • シャーマーテスト
  • ローズベンガル試験
  • 蛍光色素試験

などで証明される

・抗SS‐A抗体か抗SS‐B抗体が
 陽性である

などの項目の内

2項目以上が陽性であれば

シェーグレン症候群と診断されます。

Sponsored Links by rakuten

治療薬にはステロイド?シェーグレン症候群の治療方法とは?

 

残念ながらシェーグレン症候群の

原因が、現在解明されていない

ことにより、この疾患を対症的に

治療することはできても

 

現状では根本的に

完治させることは出来ません。

 

 

症状には、対症療法が基本となり

治療方法は乾燥症状を軽快させる

ことと、疾患の活動性を抑えて

進展を防ぐことを目的に行います。

 

腺症状に対しては、涙や唾液を

補充する対症療法が主体で

ドライアイには、涙の補充に

人工涙液や水分保持効果のある

点眼薬が用いられ

 

その他には、ドライアイ眼鏡の着用や

涙の出口である涙点をふさいで

涙の排出を抑える方法もあり

 

涙の分泌を促進する方法として

ステロイド薬による抗炎症作用や

炎症細胞の浸潤抑制による効果が

一部で期待されています。

 

ドライマウスに対しては

飲水やうがいをすることが

望ましいのですが、飲水の効果は

短時間であるため

 

人工唾液や保湿成分が入った

ジェルなどが用いられたり

唾液そのものを出しやすくする

薬を使用します。

 

また、副腎ステロイド剤も有効であり

症状に合わせて使用され

 

腺外症状に対しては

それぞれの臓器の症状に応じた

治療が選択されます。

 

 

さらに、シェーグレン症候群に伴う

関節痛は一般的に軽いのですが

アスピリン等の非ステロイド抗炎症剤

などが用いられます。

 

さらにシェーグレン症候群は

慢性的に経過する疾患なので

日常生活に注意することが重要です。

 

普段からパソコンなど

眼を酷使することや

  • 直射日光
  • エアコン
  • 低湿度
  • 煙・埃が多い

などの環境を避けましょう。

 

また、口腔内環境の改善のために

禁煙は特に重要と考えられ

ストレスもためないようにし

虫歯や歯周病の予防のため

  • 砂糖を含む食事
  • 乾燥食品
  • 香辛料
  • アルコール飲料の摂取

などをできるだけ減らし

食事の温度を工夫しましょう。

Sponsored Links by admax



今回の記事のまとめ

 

いかがでしたか?

シェーグレン症候群については

伝わりましたでしょうか?

 

 

シェーグレン症候群の原因や

その症状は多岐にわたり

治療法も確立されていないのですが

 

この病気自体は生命を脅かすといった

致命的なものではなく

治療により改善が期待できる

病気です。

 

しかし、シェーグレン症候群は

すぺての症状が現れるわけではなく

患者さんの自覚的症状はない場合も

ありますが

 

Sponsored Links by admax



 

悪化の傾向がみられたら

進行する前に何らかの予防処置や

治療を受けられるようにしておき

 

症状を最小限に抑えることを

心がけましょう。

 

その際、今回の記事が

お役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みいただき
ありがとう御座います。

 

よろしければTwitterやFacebook
などでシュアしてもらうと
今後の励みになりますので
よろしくお願いいたします。

Sponsored Links by rakuten