毎年、お盆の時期になると人々が

川岸に集まり、灯籠(とうろう)を

流す光景が日本のあちこちで

見られますね。

 

 

お盆の間は、ご先祖様や

なくなった方々は家に帰り

お盆が終わるとまたあの世に帰ると

言われています。

 

その際、あの世に帰る方々のために

行われる行事が「送り火」ですが

 

全国各地で行われる送り火の中でも

有名なものの一つが

「精霊流し」です。

 

しかし、一方で「灯篭流し」と

呼ばれることもあり

実は、そのことで多くの方が

お悩みのご様子。

 

そこで今回は

精霊流しとは?その起源とは?

精霊流しの船の意味や作り方は?

精霊流しと灯篭流しの違いは?

 

など、雑学を交えながら

お伝えしたいと思います。

 

今まさに悩まれている方の為に

ではさっそく本題に入りたいと

思います。ヽ(・∀・)ノ

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精霊流しとは?その起源とは?

 

そもそもお盆とは

「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の

略称で、先祖や親族の精霊を迎え

供養する行事。

 

 

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精霊流しは、佐賀県や熊本県の

一部でも行われているようですが

とりわけ長崎市で行われる

精霊流しが全国的には有名で

 

主にお盆に行われる

死者を弔う行事になります。

 

場所は長崎市中心部で、日程は毎年

8月15日の17時~22時ごろ

初盆(はつぼん)を迎えた遺族が行い

ます。

 

その時期になると

夕暮れ時には町のあちらこちらから

「チャンコンチャンコン」

という鐘の音と

「ドーイドーイ」の掛け声がします。

 

 

精霊流しの「精霊」とは

  • 「しょうりょう」
  • 「しょうろう」

という2つの読み方があり

 

一般的には「しょうりょう」と呼ばれ

長崎の方で行われるのは

「しょうろう」と読み

地域により異なります。

 

意味に違いはなく

「死者の霊魂、みたま」という

意味になり

 

漢字で「せいれい」とも読めますが

精霊流しの場合は

「せいれい」とは読みません。

 

しかし1974年に、長崎県出身の

歌手であるさだまさしさん率いる

グループが歌った「精霊流し」を

発表したことでその名が

全国的に有名になりましたが

 

歌の持つ静かなイメージとは違い

静かにそっと亡くなった人を

あの世に送り出すという感じではなく

 

実際の精霊流しでは歓声や爆竹の音が

鳴り響き、さながら祭りのような

雰囲気です。

 

 

精霊流しは観光で行っても

全く問題なく楽しめ

そもそも暗い行事ではありませんが

 

爆竹を鳴らすのは中国の

「彩船流し」の影響を色濃く受けて

いるとされて、元は魔除けの意味が

あったと言われています。

 

そして、精霊流しでは、初盆を迎えた

故人の家族が精霊船と呼ばれる船を

引いて、市内を回った後

川に流します。

 

長崎市の中心部である思案橋から

県庁坂を経て大波止までの道で

それぞれの家庭や町内で作られた

精霊船が数時間街を練り歩いた後に

海へと流されます。

 

精霊船はさながら山車のような

豪華さで、大きな船や立派な船を

出すことが一種のステータスとも

なっているようです。

 

 

精霊流しの起源については

諸説あるようで

そのひとつは、中国の

「彩舟流し(さいしゅうながし)」

から来ていると言われ

 

江戸時代ごろに貿易や通訳のために

中国から日本へやってきた

「唐通事(とうつうじ)」と呼ばれる

人たちが

 

日本に来る途中で亡くなったり

日本へ来てから亡くなる事もあった為

その霊を弔うために行われたと

言われています。

 

彩舟流しは毎年行われる

「小流し」と、20年~30年に

一度行われる「大流し」があり

小流しは約4mの船を作り

 

その年に亡くなった人々を供養し

海に流すことで今後事故がない

ようにと安全祈願を行ったそうです。

 

また、そのほかの由来として

全国各地で行われている

「万灯流し(まんとうながし)」や

「菰(こも)包みの川流し」などが

長崎で独特の変化を遂げ

「精霊流し」になったとも

いわれています。

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精霊流しの船の意味や作り方は?

 

精霊流しでは

各家庭または、町内ごとに

「精霊船」を製造し、数時間かけて

市内を練り歩き、海に流します。

 

 

精霊流しの船を流す意味ですが

一般的にお盆は

8月13日から8月16日で

 

8月13日にお迎えした亡くなった

方々の霊を、遺族が提灯や花などで

飾った「精霊船」を作成して

 

故人の霊を乗せて再び

極楽浄土へ送り出すためのものと

言われています。

 

精霊船の製作に係る費用は

各家庭ばらばらですが

1万円ぐらいの小さなものから

何百万もかけるものまで様々です。

 

精霊船の由来は、様々な説があり

その一つとして寛政時代の記録に

「昔は聖霊を流すに船をつくる
      ということもなく」

とあり

 

享保(1716~1735)のころ

盧草拙(ろそうせつ)をいう儒者が

市民が精霊物を菰(こも)包みで

流しているの見てを

 

あまりにも霊に対し失礼だと

藁で小船を作ってこれに乗せて流した

という記録があります。

 

また、長崎は港という地理的条件と

国際貿易都市としての独自の

環境性が影響し、今日の精霊船の

原型が生み出されたと考えられます。

 

 

精霊船の作り方については

各家にて行いますが、何度も

経験することではないので

 

現在では船の原形は大工さんなどに

頼んで造っていただき

形のできあがった船に

それぞれの家で飾り付けをします。

 

精霊船を街中でひく際は

市町よりの公報により

申請の日時が発表され

 

この期間内に

  • 船の大きさ
  • 出航場所
  • 経路
  • 船着場所

などを警察署に提出し

 

指定された日に、説明会に出席し

道路使用許可証の交付を受ければ

船が出せます。

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精霊流しと灯篭流しの違いは?

 

では、精霊流しと灯篭流しの違いに

ついてですが

灯籠(とうろう)とは、灯りをともす

籠(かご)のことで

 

 

灯籠の「灯」は「燈」

「籠」は「篭」と表記されることも

ありますが、違いはなく

 

神社などでは、必ず見かけたことが

あるはずです。

 

精霊流しも、灯篭流しも

実は「送り火」というものの

一つです。

 

「送り火」とは、お盆の行事の一つで

お盆にやってきた死者の霊を

この世からあの世に送り出すために

火をたくという行事、または

その火のことをさし

 

その反対語に「迎え火」という

ものもあり、これは送り火と逆に

霊を迎え入れるためのものです。

 

お盆の始めに「迎え火」をして

お盆の終わりに「送り火」をする

のですが、迎え火として有名なものは

盆提灯などが挙げられ

 

精霊流しや灯篭流しは

送り火の一つの形として行われます。

 

全国的には「灯篭流し」が

行われていて

長崎のものは他の地域とは

少し異なった「精霊流し」が行われ

精霊流しは灯篭流しの一種です。

 

特に有名なのは

京都や広島で行われる灯篭流しで

京都では花火大会と同時に行われ

 

広島では原爆によって亡くなった方を

霊するために行われるなど

地域によって特色が違います。

 

 

基本的には精霊流しと灯篭流しは

違いがありませんが

両者とも小さな船のようなものに

灯篭やお供えものを積んで

海や川に流すといったものですが

 

精霊流しと灯篭流しの一番の

大きな違いは、灯篭流しは

お盆の時期に灯篭を川に流すのに対し

 

精霊流しの場合

灯籠などを入れる船は「精霊船」と

いう特別な船と決まっています。

 

ただ、最近では供物を川や海に流す

「灯篭流し」や「精霊流し」は

 

河川の汚染防止のため禁止される

ことも多くなっているために

菩提寺へ納めたり、送り火の時に

燃やすのが一般的になっています。

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今回の記事のまとめ

 

いかがでしたか?

今更聞けない精霊流しについては

伝わりましたでしょうか?

 

 

長崎市で行われている精霊流しは

名曲「精霊流し」から受ける

イメージとは大分違うようですね。

 

また、精霊流しも灯篭流しも

意味合いは同じようですが

長崎市の精霊流しは

夕方から夜遅くまで爆竹が鳴り響き

 

近くを通る場合は耳栓をしないと

いけないほどです。

 

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しかし、お盆の過ごし方は

親戚一同集まってお墓参りをしたり

地域のみなさんと盆踊りをしたり

 

地域やご家庭によってそれぞれの

過ごし方があるでしょうが

 

古き良き風習は続いてほしいもの

ですね。

 

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