子供の体調不良で

蛋白尿がみられたとき

「小児ネフローゼ症候群」と

診断されることがあります。

 

 

ネフローゼ症候群と言う病気の

名前は割合有名なので聞いたことの

ある人がほとんどだと思いますが

 

ネフローゼ症候群は、腎臓に起こる

病気で、特におしっこに特徴が

出やすいのですが

 

子供の腎臓の病気の中では

比較的見られる病気です。

 

しかし、成人に見られるものとは

異なるところもあり、薬の効果にも

違いがあるといわれています。

 

また、多くの子供が治療によって

回復しますが、長期間対処が必要な

症状のため、早めの発見と正しい

病気への理解が必要です。

 

では、実際に小児ネフローゼ症候群は

どのような症状が多く

どんな治療が効果的なのでしょうか。

 

そこで今回は

小児ネフローゼ症候群の原因とは?

小児のネフローゼ症候群の症状とは?

薬はステロイド?
副作用の危険性に治療の費用は?

食事療法のやり方や入院の期間に
看護の仕方は?

など、雑学を交えながら

お伝えしたいと思います。

 

★関連記事★
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ローゼ症候群とは?大人や成人の原因
や症状は?検査や診断基準は?治療法
に完治や再発は?
★記事はこちら>>>★

 

今まさに悩まれている方の為に

ではさっそく本題に入りたいと

思います。ヽ(・∀・)ノ

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小児ネフローゼ症候群の原因とは?

 

ネフローゼ症候群とは

血液をろ過して尿を作る腎臓の

組織(糸球体基底膜)に病変が起こり

 

その結果、肝での蛋白質合成能を

上回る程の多量の蛋白が尿中に失われ

低蛋白血症とむくみが見られる

腎臓病です。

 

 

小児ネフローゼ症候群の一年間に

発症する人数は日本では

およそ1,300人と言われ

10万人に対して約5人の割合と

なっています。

 

また、年齢では3~6歳に発症する

ことが多く、性別で比較すると

男の子は女の子の約2倍です。

 

実は、正確にはネフローゼ症候群とは

病名ではなく、原因となる病気は

多くの種類があり

 

小児に起こるネフローゼ症候群は

小児から高齢者までみられますが

年齢によって原因が異なります。

 

本来、腎臓には血液をろ過して

きれいにする働きがあり

体内の老廃物は尿と一緒に出て

います。

 

ろ過が行われるのは主に腎臓の中の

「糸球体(しきゅうたい)」という

毛細血管のかたまりですが

 

小児に多いのは、腎臓の糸球体血管の

表面を覆う上皮細胞の変化以外に

組織にほとんど病変が見られない

つまり、腎臓そのものはほぼ正常な

「微小変化型」が約90%を占め

 

原因が特定できていないため

特発性ネフローゼ症候群とも呼ばれ

症状として血尿は少なく、あっても

軽度で、大量のタンパク尿やむくみが

見られます。

 

 

そのほかの原因としては

数は少ないですが

  • 単状糸球体硬化症
  • メサンギウム増殖性糸球体腎炎
  • 膜性増殖性糸球体腎炎
  • 膜性腎症
  • 炎症性疾患
  • 感染症

などがあげられます。

 

小児ネフローゼ症候群は

2~6歳で初めて発症することが

 

多いのですが、慢性腎不全に

移行する事は少なく、思春期を

迎える頃には治る場合が多いよう

ですが、症状が良くなっても

再発率が高く、長期的に病気と

付き合っていく必要があります。

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小児のネフローゼ症候群の症状とは?

 

小児のネフローゼ症候群の

初期症状として、軽い状態では

多量の蛋白尿が出ることにより

低蛋白血症によるむくみが見られ

 

尿にたんぱくが増加することで

尿の泡立ちがみられることが多くなり

ます。

 

 

その他にも、酷くなると

全身にむくみがでて、肺に水が

たまり(胸水)、呼吸が苦しくなり

腹水によるお腹のはれが見られたり

  • 下痢
  • 食欲低下
  • 腹痛

なども見られます。

 

むくみが酷い時には目を開くこと

さえ困難になり、放置すると

腎臓機能に影響が出る可能性が

あります。

 

また、小児では起立性低血圧や尿中に

栄養素が排出されてしまうことで

栄養不足に陥ることもあり

 

その結果、成長が妨げられる可能性も

あります。

 

そして血液中のLDLコレステロールや

中性脂肪が多くなりすぎ

HDLコレステロールが少なくなる

「高脂血症」もみられるようになり

これにともない

  • 食欲不振
  • 倦怠感
  • 体重増加
  • 筋肉の萎縮
  • 息切れ

などの症状があらわれます。

 

その為、子供が体調不良を訴えた場合

  • 尿の量が減る
  • まぶたがはれぼったくなる
  • 手足がむくみ
  • 靴がきつくなる
  • 顔全体がむくむ
  • 男の子は陰嚢が膨れる
  • おなかや胸に水がたまる
  • むくみのため体重が増える
  • 顔色が悪くだるい、食欲不振

など症状が見られる場合は

早めに小児科を受診しましょう。

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薬はステロイド?副作用の危険性に治療の費用は?

 

ネフローゼ症候群の検査では

血液検査、尿検査が中心になり

腎炎が疑われる場合は、腎生検を

行います。

 

 

ネフローゼ症候群では、1日に出て

くる尿の中のタンパク量が増え

血液中のタンパクとアルブミンの

値が下がりますので

 

成人では1日の蛋白尿が3.5g以上で

血清のアルブミンと言う蛋白質が

3.0g/dl以下となった場合を

ネフロ-ゼ症候群と呼び

 

幼児から成人までは

  • 蛋白 6g/dl以下
  • アルブミン 3g/dl以下

乳児は

  • 蛋白 5.5g/dl以下
  • アルブミン 2.5g/dl以下

コレステロールの値は逆に上がり

  • 学童から成人まで 250mg/dl以上
  • 幼児        220mg/dl以上
  • 乳児       200mg/dl以上

などが確認されると

 

ネフローゼ症候群の可能性が

出てきます。

 

ネフローゼ症候群の治療は

薬物療法と食事療法が中心で

小児ネフローゼ症候群の薬物療法では

ステロイド薬による治療が基本となり

ます。

 

しかし、小児に多い微小変化型の場合

ステロイド薬は効果が現れやすいと

いう利点がある一方で

 

ステロイド薬は投与をやめると

再発することから、何年も飲み続け

なければならない場合もあり

また、副作用への注意が必要です。

 

ステロイド薬は量を調節しながら

継続して行いますが

副作用として

  • 肥満
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 成長障害
  • 白内障
    骨粗鬆症

などが起こることがあり

 

副作用がある場合、免疫抑制剤を

投与することが必要になってきます。

 

その為、初めて発症した際には

ステロイド薬の副作用を考え

入院が必要になる場合が多いよう

です。

 

 

ただ、再発をしたときの

治療は通院で行えることもあり

 

また、再発することもありますが

多くの場合は思春期、高校生の頃には

治ることも多いのが

小児ネフローゼ症候群の特徴で

 

長期的には70~80%程度の

患者さんは成人になるまでに

完治すると言われています。

 

しかし、子どもが慢性疾患を

医療機関で治療する場合

長期となるため、医療費が大きくなり

家計にかかる負担も大きくなります。

 

その際、慢性疾患のうち

特に国が指定したものに関して

治療の費用をサポートする制度があり

ます。

 

子どもが18歳に達しておらず

国が指定した

「小児慢性特定疾患」を発症して

いる場合、助成を受けることができ

 

医療費用の一部を自己負担して

それ以外を助成が受けられ

自己負担額は医療費の2割ですが

さらに負担上限額があります。

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食事療法のやり方や入院の期間に看護の仕方は?

 

ネフローゼ症候群の食事療法では

食事はむくみや高血圧がある場合を

除き、水分や塩分を制限する

必要ないと考えられていますが

 

むくみがひどいときには

食塩の摂取を1日三gまで制限し

野食塩制限を行っても改善しない

時には、利尿薬を内服します。

 

 

また、成人ではタンパク質を

制限すると腎機能を保護するのに

役立ちますが、成長期にある

小児の場合は成長障害を防ぐため

 

腎機能のレベルに合わせ

タンパク質を制限します。

 

治療の入院の期間ですが

ネフローゼ症候群治療は

2か月程すると自宅療養になり

 

普通に生活できるまでになる事が

多いですが

 

ネフローゼ症候群は、経過が長く

再発することも多いため

運動制限、食事制限が長期に及ぶ

ことがあります。

 

その為、退院後も医師の指導を守って

生活することが大切です。

 

日常で子供を看護する上で

注意点としては、ステロイド薬を

服用していると骨折しやすいので

激しい運動は控えたり

 

ステロイド薬と免疫抑制薬の併用に

より感染症の可能性が高くなるため

人ごみをは避け、マスク着用や手洗い

うがいなど基本的な感染症予防を

心がけ、シャワーや入浴で皮膚の

清潔を保ちます。

 

ただ、重症のむくみが見られる時は

安静としますが、生活上の日常動作は

できるだけ制限しないことが

骨粗鬆症を防止する上で大切です。

 

また、子供に行動の制限をかけて

しまうことは、大きなストレスにも

つながりますので

 

どれくらいの範囲で行動を

制限すればいいのか、主治医と

よく相談して決めることも大切です。

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今回の記事のまとめ

 

いかがでしたか?

小児ネフローゼ症候群の原因や症状

については伝わりましたでしょうか?

 

 

腎臓は体の老廃物を外に出すこと

以外にも、血圧や体液の調整など

大切な働きをしています。

 

小児のネフローゼ症候群は

完治にかなりの時間がかかる場合が

ありますが

 

正しく治療を続ければ腎機能の

低下など、重症化する可能性は

低いといわれているので

 

まずはおしっこの出方、子供の顔や

手足など、身近な変化を見逃さず

疑わしい場合には

一度、医療機関に相談することを

おすすめします。

 

その際、今回の記事が

お役に立てれば幸いです。

 

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