お正月ムードが

落ち着いたころになると

「七草粥」という言葉を

ちらほら聞きますね。

 

kis0132l

 

七草粥とは、「春の七草」とされる

7つの食材が入ったお粥のこと。

 

小さいころ七草を暗唱したことの

ある人も多いのではないでしょうか?

 

しかし一方で、七草粥を食べる

風習はややすたれ

セットになった七草がスーパーなどで

販売されていても、なんに使うのか

わからないという人も増えている

ようです。

 

でも、古くから続くこの行事は

とても深い意義を持っているのですが

 

実は、そのことで多くの方が

お悩みのご様子。

 

komaru2

 

そこで今回は

七草粥の意味は?
七草の節句とは?食べる日は?

七草の栄養や効能は?
意外な覚え方とは?

「唐土の鳥が」の鳥追いの歌を歌う?

粥の作り方や作法とは?

秋の七草とは?

など、雑学を交えながら

お伝えしたいと思います。

 

今まさに悩まれている方の為に

ではさっそく本題に入りたいと

思います。ヽ(・∀・)ノ

Sponsored Links

七草粥の意味は?七草の節句とは?食べる日は?

 

七草粥は正月に行われる行事として

今でも定着していますが

本来は1月7日の

「人日(じんじつ)」の日に

行われる「人日の節句」の行事で

五節句のひとつです。

 

7kusa1_2

 

五節句とは

1年に5回ある季節の節目の日の

  • 1月7日(人日)
  • 3月3日(上巳)
  • 5月5日(端午)
  • 7月7日(七夕)
  • 9月9日(重陽)

のことをいいます。

 

人日とは、文字通り「人の日」

という意味で

中国の前漢(紀元前206~8年)の

時代に、新年の日にちを

  • 元日は鶏
  • 2日は狗(犬)
  • 3日は猪
  • 4日は羊
  • 5日は牛
  • 6日は馬
  • 7日は人の日
  • 8日は穀

のように、動物や人に見立てた

占いが行われていました。

 

そして、新年の運勢を見ると共に

占いの対象となるものを

大切に扱っていました。

 

さらに唐の時代に、人日の日に

「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」

という7種類の若菜を入れた汁物を

食べ、無病息災を願っていました。

 

%e5%a5%b3%e5%85%88%e7%94%9f%e3%80%80%e6%8c%87%e3%81%95%e3%81%97

 

「羹」という字はあつものと

呼び汁という意味です。

 

また、官吏の昇進を1月7日に

決めていたことから

その日の朝に七種菜羹を食べ

立身出世を願ったと言われています。

 

そして若菜を食べることで

自然界から新しい生命力を

いただくという考えもあったよう

です。

 

それが奈良時代に日本へ伝わると

古来日本には、雪の間から

芽を出した若菜を摘む

「若菜摘み」という風習があり

 

それと7種類の穀物でお粥を作る

「七種粥」の風習などが

七種菜羹と合わさり

「七草粥」に変化したと言われてい

ます。

 

illustrain01-nanakusagayu01

 

「百人一首」の中にも

その風習を表す有名な歌があり

光孝天皇(830~887年)が

「君がため 春の野に出でて 若菜つ
む わが衣手に 雪は降りつつ」

とその風習を歌に詠んでいます。

意味はこちら>>>>>

 

そして、幕府が「人日の日」を

「人日の節句」として五節句の

ひとつに定め、人々の間に定着し

 

ていき、同時に七種粥を

食べることから七草の節句とも

いわれるようになりました。

 

また、1月7日といえば

松の内の最後の日にあたり
(一般的には1月1日~1月7日)

七草粥が定着した背景には

 

お正月のご馳走に疲れた

胃腸をいたわり、野菜の不足しがちな

冬場の栄養補給をする効用にあやかる

と同時に、七草は早春にいち早く

芽吹くことから邪気を払うと

いわれるため

 

無病息災を祈って七草粥を

食べられていたと言われています。

Sponsored Links

七草の栄養や効能は?意外な覚え方とは?

 

七草粥の具材になる「春の七草」は

現代で使わなくなった

呼び名もあるのですべて言える

人も少なくなってきているようです。

 

7kusa1

春の七草とは、地域などでも

多少呼び方や種類、数に違いが

あるようですが、一般的には

  • せり
  • なずな
  • おぎょう(ごぎょう)
  • はこべら
  • ほとけのざ
  • すずな
  • すずしろ

のことを指し

それぞれの持つ意味と主な効果は

 

芹(せり)「競り勝つ」

セリには身体に欠かせない

ビタミンCやミネラルが豊富に含まれ

  • 解熱効果
  • 整腸作用
  • 利尿作用
  • 食欲増進
  • 血圧降下作用

など、様々な効果があります。

 

20140111-09

 

 

薺(なずな)「撫でて汚れを除く」

別名を「ぺんぺん草」。

 

カルシウムや鉄分、ビタミンが豊富。

  • 利尿作用
  • 解毒作用
  • 止血作用
  • むくみ
  • 高血圧を予防

などに効果があるとされています。

 

389

 

 

御形(ごぎょう)「仏体」

母子草(ハハコグサ)のこと。

 

ゴギョウの成分は

まだ明らかになっていない点が

多いのですが

  • のどの痛み

に効果があります。

 

hahakogusa1

 

 

縷(はこべら)「反映がはびこる」

「はこべ」とも呼び

たんぱく質やミネラルも多く含まれ

  • 胃炎
  • 整腸効果
  • 利尿作用
  • 口臭予防
  • 歯槽膿漏

に効果があります。

 

%e3%83%8f%e3%82%b3%e3%83%99%e3%83%a9

 

仏の座(ほとけのざ)「仏の安座」

一般には小鬼田平子の事を言い
    (こおにたびらこ)

胃を健康にし、食欲増進や

歯痛に効果があります。

 

イラスト

 

菘(すずな)「神を呼ぶ鈴」

現在の蕪(かぶ)のことです。

茎にはカルシウムが豊富に含まれ

胃腸を整え、消化を促進し

しもやけやそばかすにも

効果があるそうです。

 

img_0

 

 

蘿蔔(すずしろ)「汚れのない清白」

現在の大根のことで

アミラーゼやグリコシダーゼなどの

酵素が多く含まれ言わずと知れた

風邪予防や美肌効果に優れています。

 

img_4721ssa

 

しかし、意外にこの七草を

覚えるのは難しいもので

覚え方としては

「五七五 七七」のリズムにのって

「せり なずな」
「おぎょう はこべら」
「ほとけのざ」

「すずな すずしろ」
「これぞななくさ(春の七草)」

など数回くり返して言うと

覚えやすくなります。

 

それでも覚えられないときには

下の動画を参考にしてみては?

Sponsored Links

「唐土の鳥が」の鳥追いの歌がある?七草粥の作り方や作法とは?

 

では、実際に1月7日の朝に

七草粥を作り、食べて新しい

一年の無病息災を祈りたいもの

ですね。

 

images-6

 

しかし、七草と言われても簡単に

用意できないという人が多いと

思いますが

 

最近ではお正月の時期には

スーパーで「七草粥セット」という

ものが出回りますので

そちらを活用しましょう。

 

材料はシンプルに

  • 七草
  • 米1合
  • 水1000ml
  • 塩(お好みで)

作り方は

鍋に研いだお米と水を入れ

一時間ぐらい置き

ふたをせず、強火で沸騰させます。

 

沸騰したら、軽く底から

お米をかき回し、ふたをして

あとは弱火で40分~1時間煮ます。

 

七草はきれいに洗って細かく刻み

おかゆが炊きあがったら

刻んだ七草を入れ

 

軽くかき混ぜた後、お好みで塩を

加え、味を整えて完成です。

 

最近では七草がフリーズドライに

なっていて、刻む必要もないものも

売っていますのでチャレンジして

見てくださいね。

 

 

ただ、簡単にできるおいしい

七草粥ですが正しい作法にのっとって

やる場合には「七草ばやし」も

歌ってみてはいかがでしょうか?

 

昔は、前日に七草を摘みに出掛け

七草ばやしを唱えながら刻む風習が

ありました。

 

七草ばやしは歌詞は地方・地域に

よって大きく異なるようですが

そのほとんどは

豊作や無病息災を願うものです。

 

【七草ばやしの例として】

「七草なずな 唐土(とうと)の鳥が
日本の国へ(土地に)
渡らぬ先にストトントントン
       ストトントントン」

他の歌詞はこちらで紹介>>>>

と歌いながら

七草を刻みます。

 

 

これは「鳥追い」の儀式に由来すると

言われ、「鳥追い」とは

その年の平穏豊作・無病息災を祈って

まな板を叩きながら

農作物の害虫や鳥などを追い払う

行事です。

 

刻む時の叩き方は

すりこぎ、杓子、火箸などの

七具をまな板の上にのせ

 

その年の恵方を向き

まな板に乗せた七草をすりこ木や

包丁の背などで7回叩いて

七草を刻みます。

 

刻む際に七草はやしを歌い

七草1種類につき7回ずつ

全部で合計49回刻むなど

やり方も地方によって様々です。

Sponsored Links by rakuten

秋の七草とは?

 

春の七草は、1月7日の七草粥として

有名ですが、実は「秋の七草」という

ものもあり、直接何かをする

行事や食べるものではなく

主に観賞用として用いられます。

 

images

 

ただそのためか意外に覚えられず

すぐに忘れてしまいますがちですが

秋の七草とは主に

  • 女郎花(おみなえし)
  • 薄(すすき)
  • 桔梗(ききょう)
  • 撫子(なでしこ)
  • 藤袴(ふじばかま)
  • 葛(くず)
  • 萩(はぎ)

前の一文字を読み

 

「お好きな服は?」という語呂合わせ

で覚えると覚えやすいですね。

 

秋の彼岸に供える

「おはぎ」は、この七草の

「萩」から由来しています。

 

覚えておくと

秋の散策やフラワーアレンジが

ぐんと楽しくなるでしょう。

Sponsored Links by admax

今回の記事のまとめ

 

いかがでしたか?

七草の節句や七草粥の意味については

伝わりましたでしょうか?

 

images-1

 

風習ときくと

「根拠のない言い伝え」と思う人も

多いかもしれません。

 

しかし、長く続く風習というものは

何かしらの理由があるもの。

 

特に七草には、それぞれの食材に

高い栄養素が含まれ

体によいことは言うまでもなく

まさに先人の知恵が詰まった

健康食といえます。

 

今年はぜひ、美味しい七草粥に

挑戦して家族で楽しんでくださいね。

 

Sponsored Links by admax

 

その際、今回の記事が

お役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みいただき
ありがとう御座います。

 

よろしければTwitterやFacebook
などでシュアしてもらうと
今後の励みになりますので
よろしくお願いいたします。

Sponsored Links by rakuten

関連記事