外傷を負ってしまったとき

たとえ傷口が小さかったとしても

油断は禁物です。

 

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細菌に感染する可能性があり

なかでも破傷風菌への感染が

原因で発症する「破傷風」などには

注意が必要です。

 

5類感染症全数把握疾患の

ひとつである破傷風は

発症した場合、死亡する危険性も

ある感染症です。

 

この21世紀の日本において

現在でも致死率が10%以上にも

のぼるというのですから

 

突然感染した場合など

わからないことも多く

不安を感じることも。

 

実は、そのことで多くの方が

お悩みのご様子。

 

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そこで今回は

破傷風の感染原因とは?

破傷風の症状とは?
潜伏期間や死亡率は?

破傷風になったら病院は何科?
治療方法や薬は?

予防接種の回数や効果が続く期間は?
金額はいくら?

 

など、雑学を交えながら

お伝えしたいと思います。

 

今まさに悩まれている方の為に

ではさっそく本題に入りたいと

思います。ヽ(・∀・)ノ

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破傷風の感染原因とは?

 

破傷風とは、菌が体内に

侵入することで発症する感染症で

主に発展途上国で多い病気で

特に乳幼児に多くみられます。

 

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破傷風の感染原因は土のなかの

破傷風菌です。

 

破傷風菌は地表から数cm付近の

土や泥のなかなどの酸素が少ない

嫌気性(けんきせい)環境で

生息・増殖し、全国どこにでも

存在し、傷ついた手で土をいじる

またはスポーツで擦り傷を負うなどで

感染します。

 

まれにへその緒の切断を不適切な

方法で行ったことが原因で

赤ちゃんが新生児破傷風に感染したり

する場合もあります。

 

破傷風菌は体内に侵入し増殖すると

細菌自体が毒素を発生させるように

なり、人間の体内にある神経の

一部と接合し、神経の興奮を

持続的に引き起こし

 

その結果、開口障害やけいれんなどの

破傷風特有な症状があらわれ

重症化すると死に至ってしまう

恐ろしい病気です。

 

1950年頃には破傷風患者が

年間数1000人単位でいたとされ

現在でも1 年間に約40 人程度の

患者が報告されています。

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破傷風の症状とは?潜伏期間や死亡率は?

 

破傷風の潜伏期間は

通常3日~21日程度と言われ

平均は10日程度ですが

中には数カ月後に発症するケースも

発生しています。

 

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破傷風は創部の汚染がひどいほど

重症化する傾向にあり

症状の現れ方には4 段階があります。

 

症状の現れ方 第1期

潜伏期のあと訪れる第1期は

前駆(前駆)症状期。

 

最初の1~2日間は

  • 外傷部位の硬直感
  • 全身違和感
  • 肩凝り
  • 首筋の凝り
  • 咽頭痛
  • 頭痛

といった症状がみられます。

 

ただ、この時期は何となく体調が

悪いという自覚症状を訴えるのですが

検査をしても原因となる病気が

見つからない時期で診断が困難です。

 

その後、口を開けにくくなるため

食事が困難になり

歯ぎしりがみられ

寝汗などの症状も現れます。

 

症状の現れ方 第2期

初期症状として開口障害が進み

顔面筋が緊張したり、硬直したりし

額にしわができます。

 

やがて言葉が不明瞭になったり

嚥下障害や歩行障害などが

現れるようになります。

 

さらに、顔面筋の痙攣によって

痙笑(けいしょう)といわれる

苦笑したような表情になります。

 

これらの特徴的な表情を

「破傷風顔貌(ガンボウ)」と

いいます。

 

そして、開口障害から痙攣が

発生するまでの第2期は

 

「オンセットタイム(onset time)」

 

と呼ばれ、数時間から1週間程度

続き、この時間が48時間以内で

ある場合、重症化する傾向に

あります。

 

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ただ、破傷風患者から破傷風菌が

検出されるケースは少なく

特徴的な臨床症状から

診断がつくことが多いのが現状です。

 

外傷などの明らかな感染部位が

あれば比較的診断は容易となりますが

必ずしも感染部位があるとは限らず

 

破傷風菌の侵入経路は

感染者全体の4分の1が不明と

言われるほど些細な傷からでも

感染の可能性がある病気です。

 

 

症状の現れ方 第3期

全身の痙攣や後弓反張などの症状が

持続する期間で2~3週間続きますが

最も生命が危険な時期です。

 

全身性破傷風の症状がでると

頚部硬直や背筋の緊張、強直が

起こることで発作的な

  • 強直性痙攣
  • バビンスキー反射
  • クローヌス

などが起こります。

 

強直性痙攣:
全身または一部の筋肉が
持続的に収縮するけいれん。

棒のように手足が突っ張る
動きが特徴。

 

バビンスキー反射:
脊髄の神経経路の反射のひとつ。

足の裏をとがったもので踵から
爪先にむけてゆっくりとこすると

足の親指が背屈して
他の4本の指が開く反射。

 

クローヌス:
筋肉が周期的に収縮と伸展を
繰り返す現象。

震えとは異なり「ガクッガクッ」と
痙攣しているような状態になる。

 

その他にも

交感神経が過緊張となることに

よって引き起こされる

  • 排尿や排便障害
  • 血圧の変動
  • 不整脈
  • 体温の上昇
  • 発汗過多

などの症状が現れることがあります。

 

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症状の現れ方 第4期

第3期を超えると第4期は

回復期にあたり、危機は脱したと

いえる時期。

 

全身性の痙攣がなくなり

症状は徐々に回復に向かいますが

局所的な筋肉の緊張や硬直などの

症状は残っています。

 

第4期は2~3週間程度続き

次第に症状は回復していきます。

 

破傷風はだれもが感染する

可能性がある病気です。

 

破傷風は発症後の治療が困難で

比較的高い確率で死に至る病気とされ

平均的な死亡率は10%以上。

 

発展途上国では正確な統計とは

いかないまでも

数10万~100万程度の死亡数が

推定され、その大多数が乳幼児です。

 

高齢者になるほどその確率は上がり

日本でも予防接種などの効果が

あるものの、今でも年間数十人の

患者が報告され、その9割以上が

30歳以上の成人です。

 

破傷風の場合、一般的に感染から

発症までの時間が短いほど

死亡率が高くなり

また同様に開口障害から

全身けいれんまでの

オンセット・タイムが短いほど

死亡率が高くなります。

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破傷風になったら病院は何科?治療方法や薬は?

 

破傷風は、致死率が高く

入院治療が必要な感染症です。

 

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そのため、初期症状の時点で

対策をすることが大切です。

 

では、破傷風の治療はどのような事が

行われるのでしょうか?

 

治療で重要になってくるのが

傷口の「洗浄と消毒」。

 

傷口をできるだけ開き洗浄し

感染や壊死(えし)した組織を

取り除く「デブリードマン」という

外科的処置をし、ほかの組織に

影響を及ぼさないようにします。

 

除去しきれず残った破傷風菌を

減らすため、抗菌薬を点滴し

菌の毒素を中和する血清を

投与します。

 

ただし、破傷風菌の毒素が神経系の

組織と結合してしまった場合

血清の効果はあまり見込めず

その為、発症初期での投与が

重要になります。

 

この処置のほかには

「破傷風トキソイドワクチン」に

よる免疫を追加するための

接種やけいれんを抑える

 

抗痙攣(けいれん)薬の投与などが

行われ、場合によっては

破傷風の回復までの時間を

短縮し致死率も低くする

抗生物質「メトロニダゾール」の

投与を行うことがあります。

 

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「メトロニダゾール」は

7日~14日ほどかけて大量に投与し

重症の場合は、この投与によって

筋肉の動きを弱める筋弛緩剤や

鎮静剤の量を減らすことが

可能になります。

 

しかし、重症の場合は

人工呼吸器の使用や、自律神経を

安定させる薬の投与

 

そして鎮静剤も使用することが

あります。

 

ただ、破傷風は発症から1週間以内の

死亡率が最も高く、子供の場合

命は助かったとしても

脳の障害により発達や知能の遅れ

身体の麻痺の残ることがあります。

 

その為、発症後はただちに

医療機関を受診し、適切な治療を

受ける必要があります。

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予防接種の回数や効果が続く期間は?金額はいくら?

 

破傷風にならないためにも

予防方法として予防接種が有効です。

 

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破傷風には、破傷風菌から

免疫を作るために必要な成分だけを

抜き、毒性を消して作られた

「不活化ワクチン」があります。

 

適切なスケジュールで決められた

回数の予防接種を受ければ

ほぼ100%免疫ができ

 

効果が続く期間は接種後10年間と

いわれ、その間は免疫力が維持される

といわれます。

 

予防接種の回数は

破傷風ワクチンは四種混合ワクチンに

含まれ、生後3ヶ月~90ヶ月までの

期間で計4回受ける必要があります。

 

日本小児科学会では

生後3ヶ月で1回目

1歳までに3回目の接種を終え

2歳を迎えるころに

追加の4回目を受けることを

推奨しています。

 

予防接種にかかる金額ですが

定期予防接種に該当するので

11歳以降の5回目まで

すべて無料で受けられます。

 

ただ、20歳を迎える頃には

免疫がなくなる可能性があり

実際に日本で毎年発症する

患者の大半は成人患者です。

 

その為、大人も予防接種を受ける

事でより予防の確率が上がりますが

大人が受ける場合は任意で

予防接種を受ける必要があり

 

その場合は1回当たり

3,000~5,000円程度の

金額がかかります。

 

成人の接種回数も2~3回

受けることが推奨されているので

合計で6,000~15,000円程度と

なります。

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今回の記事のまとめ

 

いかがでしたか?

破傷風については

伝わりましたでしょうか?

 

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小さな子どもが砂場で遊ぶのは

自然な光景ですが

大人でもガーデニングなど

土に触れる機会はあります。

 

そんなときふとした拍子に

怪我をしたりすることも

あるでしょう。

 

このような状況で

きちんと消毒したつもりでも

破傷風の恐れはあります。

 

破傷風は、苦しみぬいた末に死に

至るというとても怖い感染症です。

 

小さな傷だからと甘く見ず

きちんと消毒することと

疑わしい場合には

すみやかに病院へ行くように

しましょう。

 

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その際、今回の記事が

お役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みいただき
ありがとう御座います。

 

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よろしくお願いいたします。

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