国の難病に指定されている

「クローン病」という病気を

ご存知でしょうか?

 

クローンと聞くと、何か遺伝子を

組み替えたものというイメージが

するかもしれませんが

全く関係ありません。

 

 

高熱が出て、腹痛などを感じる

クローン病は、潰瘍性大腸炎と

並ぶ炎症性腸疾患の難病で

 

近年は生物学的製剤が保険適応に

なったおかげで、治療成績が

格段に上昇していますが

まだまだ、謎の多い病気です。

 

その為、下痢や腹痛、発熱など

お腹の調子が悪いまま我慢していると

 

実は原因がクローン病だったという

こともありますので注意が必要です。

 

 

そこで今回は

クローン病とは?
その原因や遺伝との関係に患者数は?

クローン病の初期症状や合併症は?
潰瘍性大腸炎との違いとは?

クローン病の検査や診断は?

治療法や薬は?死亡率や寿命は?

食事で食べていい食べ物は?

 

など、雑学を交えながら

お伝えしたいと思います。

 

今まさに悩まれている方の為に

ではさっそく本題に入りたいと

思います。ヽ(・∀・)ノ

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クローン病とは?その原因や遺伝との関係に患者数は?

 

クローン病とは

ニューヨークにある

マウントサイナイ病院の内科医の

クローン先生らによって発見され

その名前がつきました。

 

 

炎症性腸疾患のひとつで

口腔から肛門に至るまでの消化管の

あらゆる場所で発症する病気で

 

主に10代~30代の若年層に多く

発症年齢は男性で20~24歳

女性で15~19歳が最も多くみられ

 

男性と女性の比は

約2:1と男性に多くみられます。

 

炎症性腸疾患は、細菌や薬剤など

はっきりした原因で起こる

「特異的炎症性腸疾患」と

原因不明の

クローン病や潰瘍性大腸炎などに

分けられ

 

一般的に炎症性腸疾患(IBD)と

言えば、クローン病や潰瘍性大腸炎の

ことを指します。

 

日本で急増している難病の一つで

タレントの山田まりやさんや

米国第34代大統領

ドワイト・D・アイゼンハワーも

クローン病であったことが知られ

クローン病を発症すると

  • 腹痛
  • 下痢
  • 体重の減少

といった症状のほか

大出血を引き起こすことがあり

 

また、クローン病は発生する場所に

よって、3つの病型に分けられ

 

病変が小腸にのみ発生するのが

「小腸型」

小腸と大腸に発生する

「小腸大腸型」

大腸にのみ発生する

「大腸型」

となります。

 

原因は未だ不明で

世界的にみると先進国に多く

北米やヨーロッパで高い発症率を

示していることや

家系内発症もみとめられることから

  • 遺伝的素因
  • 環境因子
  • 免疫異常

などで発症すると考えられています。

 

 

ただ、クローン病を引き起こす

可能性の高い遺伝子がいくつか

報告されていますが、現在のところ

 

単一の遺伝子と関連し発症するの

ではなく、いくつかの遺伝子と

環境因子などが複雑に絡み合って

 

発症しているのではないかと

考えられています。

 

ただ、原因も断定できない為

一度発症したら上手に

付き合っていくしかなく

 

今の医療で完治できないため

厚生労働省の定める

「特定難治性疾患」いわゆる

難病に指定されています。

 

また、日本ではクローン病が増加傾向

にあり、クローン病と診断された

場合には申請を行うと医療受給者証が

発行され、一定額以上の医療費は

公費で賄われますが

 

特定疾患の医療受給者証の

交付状況から、1976年には

クローン病の患者数は128人ほど

でしたが、平成25年度には39,799人

 

現在の日本では人口10万人あたり

約27人でとなり、アメリカでは

約200人と欧米では日本の

10倍ほどの患者数とされています。

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クローン病の初期症状や合併症は?潰瘍性大腸炎との違いとは?

 

クローン病の症状は

病気の範囲が口から肛門までの

全消化管に起こり得ますが

 

病変の部位が飛び飛びになることや

消化管以外の皮膚や関節などにも

症状を起こすといった特徴があり

 

クローン病そのもので命を落とす

ケースは少ないとされるものの

  • 関節炎
  • 眼症状
  • 肝障害

など全身性合併症をともなうことも

あるといわれています。

 

また、生涯にわたり再発したり

悪化したりする「活動期」と

一時的に軽くなったり消えたりする

「寛解期(かんかいき)」を

繰り返します。

 

さらに、段階によって現れる

症状も違い、比較的みられやすい

初期症状とされるのが腹痛と下痢で

 

およそ半数以上の方にみられますが

消化管のどの部位に

病変があるかによっても異なり

 

一度潰瘍ができて治る過程で

腸が狭くなったりすると狭窄や

腸閉塞を起こしたり

 

小腸が障害されると栄養障害や

体重減少が起こることもあります。

 

 

そして、腸管全層に炎症が起きるため

発熱も比較的多くみられ

痔の一つである痔ろうや肛門周囲に

膿ができてしまう「肛門周囲膿瘍」

などの合併症も比較的多いです。

 

ちなみに、クローン病と同じ難病指定

潰瘍性大腸炎はともに
(かいようせいだいちょうえん)

症状がよくなる「寛解」と

悪くなる「再燃」を繰り返し

若年者に多い病気ですが

 

日本では少ない

潰瘍性大腸炎との違いは

潰瘍性大腸炎の炎症が大腸に

限局するのに対し

 

クローン病は、小腸・大腸を中心に

消化管すべてに炎症が起こる

可能性があることです。

 

また、クローン病は小腸など

他の腸管もおかされ炎症が

腸の壁全層におよび

その結果、トンネルを作ったり

 

しこりがもとで腸が詰まったり

手術を受けやすい症状を伴います。

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クローン病の検査や診断は?

 

クローン病の診断は

どのようにおこなわれるのかですが

潰瘍性大腸炎と異なり

炎症は口腔から肛門までの

消化管全体に起こりえますが

 

最も病変が生じやすいのは

小腸と大腸のつながるところです。

 

 

その為、クローン病では

腸管に縦に走る潰瘍など

特徴的な所見がみられるため

小腸造影を行い

 

さらに、病気の範囲が飛び飛びに

なっていることや腸管の狭窄なども

検証するため、大腸内視鏡によって

大腸の病変の検査なども行われ

ます。

 

さらに、現在はカプセル内視鏡や

小腸をみるための長い内視鏡

なども施設によっては

使用されることもあります。

 

また、胃カメラによって

胃の病変が見つかることもあり

病変の一部の組織の病理検査結果も

診断に有効です。

 

それ以外の検査として

CT検査やMRI検査などがあり

 

前述の通りの症状や

貧血などの血液検査異常から

クローン病が疑われ

 

画像検査にて特徴的な所見が

認められれば、診断基準に基づいて

総合的に診断がなされます。

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治療法や薬は?死亡率や寿命は?

 

クローン病と診断された場合

治療方法としては

栄養療法や薬物療法などの

内科治療と、ほかに外科治療があり

 

内科治療が主体となることが

多いのですが

  • 腸閉塞
  • 穿孔
  • 膿瘍

などの合併症は外科治療が

必要となります。

 

内科治療では

症状のある活動期に

  • 5-アミノサリチル酸製薬
  • 副腎皮質ステロイド
  • 免疫調節薬(イムランなど)

などの内服薬が症状に応じて

使用されます。

 

その際には、治療については

専門的知識が必要で

特に安易に長期間ステロイドを

使用することは副作用の面から

行うべきではないとされています。

 

また、5-アミノサリチル酸製薬と

免疫調節薬は、症状が改善しても

再燃予防のために継続して

治療が行われ

 

これらの治療が無効であった場合

抗TNFα受容体拮抗薬が使用され

 

その他の治療として

血液中の炎症を起こしている

細胞成分を取り除く

「血球成分除去療法」などが

行われることもあります。

 

 

外科治療としては

高度の合併症に対しては

腸管をできるだけ温存するために

小範囲の切除や狭窄形成術などが

行われます。

 

術後の再発率は5年で16~43%

10年で26~65%とされていますが

クローン病では手術が

必要になるケースが多いものの

 

近年の治療の進歩により

今後は手術を行なうケースが

減る可能性があるといわれています。

 

また、難病と言われていますが

寿命はあと何年というような

死に至る病気ではないと言われ

 

癌のように死亡率が高くはないですが

合併症を引き起こし、敗血症や

出血死等で死亡するケースや

手術率は高いので、医療事故等に

遭う可能性は否定できませんが

 

それでも、死亡率自体は

健康な方とほとんど一緒と考えられ

ています。

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食事で食べていい食べ物は?

 

クローン病に気づいたら

長期にわたって慢性に経過する

病気なので、治療を中断しない

ことが大切ですが

 

治療の一部として自己管理と

周囲の人たちの理解が必要です。

 

 

特に病気の活動性や症状が

落ち着いていれば

通常の食事は可能ですが

 

食事による病態の悪化を

避けることは重要です。

 

栄養状態の改善だけでなく

腸管の安静と食事からの刺激を

取り除くことで、症状の改善と

消化管病変の改善が認められて

います。

 

食事で食べていい食べ物は

一般的には低脂肪・低残渣の

食事が奨められていますが

 

海外の研究では主に「糖質」

国内の研究では「脂質」と「糖質」の

過剰摂取がクローン病の危険因子と

されています。

 

特に日本でのクローン病が

近年増加傾向にあるのも食の欧米化に

よる要因と考えられますので

 

個々の患者さんで病変部位や

消化吸収機能が異なるため

 

主治医や栄養士と相談しながら

自分にあった食べ物を見つけることが

大切です。

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今回の記事のまとめ

 

いかがでしたか?

クローン病については伝わりました

でしょうか?

 

 

クローン病は原因不明で難病であり

現段階の医療では

クローン病の完治は難しいとされ

一度発症してしまえば

一生付き合っていかなくては

ならないのですが

 

病気のメカニズムや新しい治療法など

次々に報告されています。

 

また、10年前の治療法と今の

治療法では大きく異なり

 

食事や投薬などの日頃の管理によって

普段通りの生活を送る事ができ

クローン病と上手に付き合うことは

十分に可能です。

 

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今後ますます増えていく

可能性がある疾患ですので

 

正しい知識、適切な治療で

対応していきましょう。

 

その際、今回の記事が

お役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みいただき
ありがとう御座います。

 

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今後の励みになりますので
よろしくお願いいたします。

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